花めく美容ブログ
by元エステティシャンのコスメコンシェルジュ
メーカー(ブランド)

【YVE SAINT LAURENT】世界のラグジュアリー化粧品ブランドについて知りたい!

こんにちは!
元エステティシャン
現コスメコンシェルジュの
花ユイです♪

今回は、
外資大手化粧品メーカーの深掘り第7弾として
YVE SAINT LAURENT
(イヴ・サンローラン)
を調べていきます♪

今までに調べたブランドはこちらです。

他には、

  • GIVENCY(ジバンシィ)
  • CLARINS(クラランス)

などを調べる予定です♪

各ブランドに
どのような歴史や思いがあるのかや、
代表作はどんな化粧品なのか等を
知りたい方はぜひお読みください☆

YVE SAINT LAURENTの基本情報

1961年、フランスにて
イヴ・サンローラン(以下、イヴ)が
ピエール・ベルジェと共に
オートクチュールメゾンとしてイヴ・サンローランを創設。

花ユイ

ちなみに
ピエール・ベルジェは
イヴの恋人(同性)で、
生涯のパートナーとなりました。
また、
資金面ではアメリカの
実業家であった
マック・ロビンソンの支援を
受けていたようです。

1965年のモンドリアンルックを皮切りに、
1966年にプレタポルテ(既製服)ラインの
「イヴ・サンローラン リヴ・ゴージュ
(後のサンローラン・パリ)」
ブティックを開設して
パンタロンスタイル、
スモーキングジャケット、
1967年にアフリカンコレクション、
1968年にシースルー、サファリルック
と、革新的なファッションを創作。

花ユイ

これらは「ニューモード」
と呼ばれました。
後にイヴは
「モード界の帝王」と
呼ばれることになります。
※各デザインの詳細は最後に
おまけとしてまとめておきます。

1978年にメイクアップラインの
「イヴ・サンローラン・ボーテ」を開設。

1989年、
ファッションブランドとして初めて
パリ証券取引所に上場。

花ユイ

ファッション界を
牽引するブランドの一つにまで
成長したイヴ・サンローランですが、
1990年代以降は買収の波に
飲み込まれていきます。

1993年、サノフィ・ボーテに買収される。

1998年、ジーンズラインの
「サンローラン」を発表。

1999年、
ピノー・プランタン・ルドゥートが
サノフィを買収。
これに伴ってリヴ・ゴージュと
イヴ・サンローラン・ボーテは
GUCCIグループに売却される。

2001年の春夏コレクションより、
トム・フォードが
リヴ・ゴージュのデザイナーに就任。
(2003年まで)

2002年にイヴがオートクチュールの
デザイナーを引退し、
オートクチュールラインも閉鎖。

2005年、ステファノ・ピラーティが
リヴ・ゴージュのデザイナーに就任。

花ユイ

ステファノは
アルマーニやプラダでの経験もある実力者。

2008年、ロレアルがボーテを買収。
同年にイヴはガンにより逝去。

2012年、リヴ・ゴージュを
「サンローラン・パリ」へ改名。

2013年にピノ・プランタン・ルドゥートが
GUCCIグループを解体し、
ケリングへと称号変更したことにより、
サンローラン・パリはケリング傘下となる。

 YVE SAINT LAURENT(ボーテ)の思想

YVE SAINT LAURENTの思想を知る上で、
下記のページが参考になります。

「ファッションは女性を装飾するだけではなく、彼女たちの不安を取り払い、自信を与え、自己を受け入れることを可能にさせる」。これは、2002年1月に引退会見を行ったサンローラン氏の言葉です。

https://s.cosme.net/feature/sdgs-ysl

YSLには、グローバルで決められている「YSL CREEATS DARING BEAUTY THAT DRESSES CHANGE.」という明確なセンスオブパーパスがあります。普段は伝える方によって様々な訳し方をしていますが、「時代の変化をリードし、大胆に力強く生きている女性の“美”を彩り、創造する」。これをYSLのブランド価値としています。
 コスメブランドは繊細な美しさや女性らしさを表現しているところが多く、ここまで力強い女性像を掲げているブランドは、なかなかないように思います。自由で自立していて、媚びることなく、自身の魅力で誰をも魅了するような“セクシーさ”“意志の強さ”を表現しているというのが、YSLの特異なところです。

https://markezine.jp/article/detail/37019

確かに、こんなにも
セクシーさや力強さを感じるブランドは
他に類を見ない気がします。
私がYSLに惹かれてきたのは
このブランドイメージからが大きいです。
ブランドアンバサダーに
デュア・リパさんやローラさんを選ぶところを見ていても、
納得のブランド価値です。

YVE SAINT LAURENT(ボーテ)(化粧品)の代表作

ピュアショットナイトセラム

より画像引用。

”YSL No.1美容液”
と謳われるベストセラー商品で、
ぐっすり眠った翌朝のような
ツヤやメイクのり、
毛穴レスで透明感のある肌を目指せる美容液です。

花ユイ

私も試しましたが、
みずみずしいテクスチャーで
軽いオイルのような使用感でした。
私は顎にニキビが出来やすいので
念のため顎は避けて使用。
使用直後の肌は
つるんとなめらかな質感でした♪

30ml ¥13,310(レフィル¥11,550)
50ml ¥18,425(レフィル¥16,170)
2020年1月4日発売。

ルージュ ヴォリュプテ シャイン

より画像引用。

「とろける色艶を叶えるYSL
No.1 バームリップ」

花ユイ

昔、私も買いました!
可愛いですよね。
使い切った後ケースを解体して
ロゴのリングを取り外し、
リメイクしてピアスにも。笑
使い切る頃に、
私はこれを塗ると
唇の皮が荒れていたと気づき
(私には
イソステアリン酸グリセリルが
合わなかったのだと思います)
もう使っていませんが、
今はこちらを使っていて、
皮は荒れていません。

¥5,170
2013年4月19日発売

 YVE SAINT LAURENTを調べて感じたこと

前回(第6回)DIORについて調べた際には
知ることが出来なかったのですが、
どうやら
戦争に徴兵されたことでイヴが
DIORを去ることになったのではなく、
イヴが不在の間に
DIORがマルク・ボアンを
イヴの後任として起用したようです。

その背景には、
当時保守的であったDIORにとって、
挑戦的なデザインの提案を始めた
イヴを良く思わなかったことがあるそう。

しかしこれを転機として
自身のブランドを立ち上げ、
ファッション業界の暗黙のルールを

次々と打ち破って
「モード界の帝王」となった彼には、
人生哲学的に見習いたい面が多い
と感じました。

また、
イヴ自身がマイノリティ(少数派)
(ピエールとの関係などの意)であると
認識していた為か
彼はジェンダーレスへの意識が高く、
(女性にパンツスタイルを提案したりと)
それまで男性のものであった服装を
女性も着られるものに進化させていましたが、
そこには『女性に自信と自由を』という思いが
強く現れていたのだと知ることが出来ました。

昨今叫ばれているSDGsには
「ジェンダー平等」
「すべての人が平和と豊かさを
享受できる社会のために」という
目標や理念があるようですが、
これを踏まえて考えてみると、
YVE SAINT LAURENTは
約60年も前から近代的な思考を持った
ブランドだったのだと気づきました。

革新的なファッションデザイン詳細まとめ

おまけです♪

【モンドリアンルック】
ワンピに垂直と水平のラインを引き、
その分割されたブロックごとに
3原色を取り入れたアートなデザイン。

【パンタロンスタイル】
女性がスカートを履くのが
当たり前だった時代に、
普段着としてパンツスタイルを
提案。

【スモーキングジャケット】
男性用のタキシードを女性用に
クールに仕立て直したデザイン。

【アフリカンコレクション】
エスニックスタイルを
ストリートファッションに
取り入れたデザイン。

【シースルー】
女性の上半身(背中など)が
完全に透けて見える大胆なデザイン。
※これを提案した目的がなんともイヴらしいので、ご興味のある方は調べてみてください。

【サファリルック】
男性が着ていた猟銃服を
ユニセックスデザインにアレンジ。

ABOUT ME
花ユイ
元エステティシャンのコスメコンシェルジュ。 【美容に関する取得資格一覧】 ●日本化粧品検定1・2級取得 ●ソワンエスティック協会 エステティシャンセンター試験合格 ●色彩技能パーソナルカラー検定モジュール1 ●ユルルカ(ヘッドスパ)修了証 ●シュウウエムラメイクスクールズ修了証 ●K-twoセルフネイルコース修了証 など。