こんにちは!
元エステティシャン 現コスメコンシェルジュの花ユイです。今は美容情報が溢れかえっていてどれが正しい情報なのか、わかりづらいですよね。
私は10歳ごろからニキビの肌トラブルに悩んでいたので、正しい美容知識を学ぶためにエステの専門学校へ進学し、美容に関する資格試験も受けて、エステティシャンになりました。
現在は日本化粧品検定1・2級を取得して特級コスメコンシェルジュになりましたので、何かみなさんのお役にに立てればと思い、今回はスキンケアの基本について書いていこうと思います♪
スキンケアの必要性
ここ何年か、スキンケアをほとんどやめてワセリンだけを塗る肌断食なども流行っていますが、スキンケアは本当に必要なのでしょうか?
私の思う答えとしては、
「より綺麗に、ずっと若々しくいたければ、正しいスキンケアは必要」
だと考えています。
加齢によって減少・低下してしまう肌をつくる成分や働きを補うための栄養素は、食事から摂取することが望ましいですが、スキンケアでも美肌をサポートすることが出来ます。
ただし、誤った過剰なスキンケア等をしてしまうと肌にダメージを与えることもあるので、正しいスキンケアを行うことがポイントになります。
スキンケアQ&A
Q.朝も洗顔料は必要なの?
拭き取りで良いの?
ぬるま湯とか水洗いだけでいいの?
A.前の晩にしっかりスキンケアコスメを塗っていたり、肌がベタついている場合は洗顔料が必要です。
肌の上に残ってしまったスキンケア剤や、過剰に分泌された皮脂が紫外線に当たると酸化して肌に刺激を与えてしまうため、洗顔料で清潔に洗う必要があります。
温度は、肌より少しぬるい程度のお湯がベスト◎
※冷たい水で洗うと血行の巡りが悪くなり、ターンオーバーを乱す可能性があります。
拭き取り洗顔は肌に摩擦(刺激)を与えやすいのであまりおすすめはしませんが、行う場合は、拭き取り化粧水をコットンにたっぷりと浸すと摩擦が緩和されますよ!
私は就寝前にしっかりと保湿をするので、翌朝の泡洗顔が必須です。
ですが泡は、皮脂分泌の多いTゾーンや顎を中心にのせ、その他の部分には軽く滑らせる程度で十分にスキンケア剤や皮脂を洗い流せますよ♪
Q.化粧水を冷蔵庫に入れて冷やしておくと毛穴を小さく出来るの?
A.肌を冷やす事で一時的に毛穴を引き締めることは出来ますが、時間と共にすぐ元に戻ります。
なので、メイク前(朝のスキンケア時)に毛穴を引き締めるとメイク崩れしにくくなるというメリットがあります。
その反面、化粧水が浸透しにくくなるというデメリットもあるため、夜は冷やさないようにするなど、シーン別にどうしたいか考えると良いでしょう。
毛穴を引き締めたい場合は、収れんタイプの化粧水を使うのもおすすめです。
肌を冷やすと顔の毛細血管の血流が悪くなり、ターンオーバーや心身代謝の低下につながる恐れもあるので、私は特に冷蔵庫を使用することはしていません。
ただし、日焼けやニキビで肌の炎症が気になるなどのイレギュラーな肌トラブルがある日には、沈静目的で肌を冷やすことがあります。
Q.化粧水はコットンと手、どっちでつけるのがいいの?
A.化粧水の質感や、使用する化粧品のメーカーが推奨している使用法によります。
水っぽいタイプはコットン、コットンに馴染みにくいタイプは手、などテクスチャーによって使い分けるのもおすすめです。
コットンを使用すると手の温度が伝わりにくいので肌表面の温度を下げやすく、朝のスキンケアであればその後のメイクが崩れにくくなります。
手でつけると、コットンよりも低刺激かつ手の温度が肌に伝わり、化粧水が肌に馴染みやすくなりますよ!
私は基本的に手でつけるのですが、朝はシートマスクをしているので肌表面の温度が下がり、メイク崩れしにくくなっている実感があります♪
Q.パックをするのは朝と夜どっちがいいの?
A.朝のパックはメイクのりを良くしますし、夜のパックは1日のダメージ補修に効果的なので目的別に使い分けるのがおすすめです。
ただし、朝にパックを行う場合は水っぽいテクスチャーのタイプを選ぶのがおすすめです。
※こっくりしたテクスチャーのパックでは、かえってその後のメイクのりが悪くなる可能性があります。
私はセザンヌのナチュラルローションを浸した圧縮シートマスクでパックしているので、全くメイクを邪魔することなく保湿することが出来ています。
夜はシートのパックではなく、アクアレーベルのスペシャルジェルクリームでたっぷり塗って「ナイトマスク」として使用していますよ♪
Q.保湿クリームは乳液代わりになるの?
A.使用するクリームの成分にもよります。
化粧品メーカーが「乳液不要クリーム」と謳っているものであれば、乳液を使用しなくてもOKです◎
ちなみに脂性肌さんなど、皮脂分泌量の多い方は元々肌に油分が足りている状態なので、そもそも乳液・クリームどちらも不要な場合があります。
もし乳液やクリームを使用していて肌トラブルが治らない場合は、ジェルに代えてみるのもおすすめです。
Q.日焼け止めを塗らずにUV効果のある化粧下地を使うだけじゃダメ?
A.UV効果のある化粧下地だけで十分ですが、どちらにしても本来はこまめな塗り直しが必要です。
ですが出先では難しいと思いますので、日焼け止めスプレーやUVカット機能のあるパウダーファンデーション・メイクキープミストなどを併用するのがおすすめです。
私の愛用アイテムは、
・ビオレUV アスリズム スキンプロテクトスプレー(SPF50+・++++)
・エレガンスのリファイン ヴェルヴェティファンデーション(SPF20・PA+++)
・HACCIの日焼け止めミストA(SPF30・PA+++)
です。
ビオレUVスプレーは逆さにしても使えるので全身に便利!
エレガンスはハイライトとして使える色味もセットされていてメイク直しに優秀かつコンパクトなサイズ感なので持ち歩きに重宝します。
HACCIはメイクキープ×UVカット機能がある上に容器がガラス瓶ではなくプラスチックなので割れる心配がない&軽量な点が素晴らしいです!
Q.結局、化粧品は角質層までしか浸透しないの?
高い化粧品を使う意味はあるの?
A.薬機法で「角質層」までしか浸透しないと表記をすることが義務付けられていますが、実は角質層の下にある真皮層などへの作用も期待できる成分構成の化粧品はあります。
とは言え「値段が高い化粧品が良い」と一概に言うことは出来ず、配合されている成分の見極めが重要です。
各化粧品のはたらきを簡単に見極める方法として、安全性や効果が認められている医薬部外品の化粧品を基準に選ぶのも良いと思います。
特にプチプラの化粧品を選ぶ際は、医薬部外品として有効成分が一定量配合されているかどうかというのは、購入を検討する上で一つの判断基準にしていますね。
スキンケアの手順とポイント
それでは、基本的なスキンケアの手順を確認しましょう!
クレンジング
メイクをしている状態であればまずはクレンジングを行います。
※濃いポイントメイクをしている場合は先にポイントメイクをリムーバーでオフ!
リムーバーをコットンにとり、メイクを落としたい部分に優しくあてて馴染ませた後に優しくスライドしてオフします。
その後、たっぷりのクレンジング剤を使って優しく全顔のメイクを落としますが、メイク汚れを塗り広げることになるので、決してこの時にマッサージを兼ねないようにしましょう!
クレンジングにオイル状になるものを使用している場合、最後は乳化をしてから水で洗い流す必要があります。
※乳化は両手のひらに水をつけ、その状態で優しく顔に当てて顔の上でオイルと水が混ざり白っぽくなればOKです◎
こうすることできちんと油汚れを洗い流すことが出来るので、この一手間を行ってくださいね。
私は脂性肌寄りの混合肌で、皮脂分泌が過剰な部分(鼻・あご)は毛穴が詰まってニキビが出来やすいのですが、クレンジングの最後にオイルを乳化させてしっかりと洗い流すことで、ニキビが出来にくくなったと実感しています。
泡洗顔
朝の洗顔時や、夜のクレンジングのあとに行います。
※「W洗顔不要」と謳われているクレンジング剤を使用した場合は行わなくても良いですが、クレンジングをしていない日(メイクをしていない日)は泡洗顔をしましょう。
まずはしっかり泡立てて、たっぷりの泡を肌にのせます。
そして手のひらと顔の間に泡を挟んだまま、その泡を転がすように優しくお顔全体を泡で包み洗います!
※泡を顔にのせる時間は30秒以内で十分です◎!
乾燥が気になる方はもっと短くても大丈夫ですよ^^
大切なのはすすぎ洗いです!
おでこ・頬(片方ずつ丁寧に)・顎、など一部位につき10回以上はすすぐこと。
シャワーを顔に直接あてず、手の平に水をすくって水面がまんべんなく顔にあたるようにしてくださいね。
すすぎ洗いのときに、手を肌にあててこすってしまうのはNGです!
私は10代が一番肌荒れしていましたが、やはり『しっかり洗わないと』という思いから、肌をこすってしまっていました。
エステの専門学校や、フェイシャルエステサロンに通うようになって正しい知識を身につけてっ実践するようになってからは肌の赤みも減りましたよ!
化粧水
化粧水は洗顔後すぐに首やデコルテまでつけてください。
洗顔は肌への負担が強い行為なので、洗顔後は保湿をすることがとても大切です。
また、化粧水は肌色がワントーン明るくなるまで(もしくは肌表面の温度がひんやりとするまで)たっぷりと入れ込みましょう。
※肌が吸収出来る量には限りがあるので、必要以上に(○回以上繰り返すと決める等)重ねる必要はありません。
このときは肌を強くタッピング(叩く)したりせず、両手のひらで顔を包むようにして浸透させましょう。
コットンを使用する場合は、コットンの裏面まで透けるほどしっかり化粧水を含ませてから軽めに優しくタッピングする(スライドさせない!)ことで摩擦が起きにくくなります。
私は肌を触るときに、「絹豆腐」をイメージするようにしています。
そうするようになってから手つきが優しくなったので、ぜひ実践してみてください!
乳液
絶対に化粧水だけで終わってはいけません。
水分は蒸発しやすい性質があるので、化粧水が蒸発してしまうたけでなくお肌の水分も取り込んで蒸発し、乾燥を招いてしまいます。
化粧水のあとは必ず油分で蓋をしましょう。
油分は水分と違い、多く塗りすぎると油分過多となり吹き出物の原因となることがあるので、使用量に注意してくださいね。
※元々皮脂分泌量の多い方は乳液の代わりにジェルを使用するのもおすすめです。
こちらもデコルテまで塗ることを忘れずに!
ニキビが出来やすい私は、乾燥がひどいとき以外はジェルやジェルクリームで仕上げますが、乳液を使う際にはニキビが出来にくい処方のノンコメドジェニック製品を選ぶようにしています♪
いかかでしたでしょうか。
スキンケアは現代を生きる女性(そうでない方も)にとって身近なものでありながら、美容の専門学校に進学したり、美容業界に就職したり、エステサロンなどで教わることがない場合は、正しい知識を得る機会が少ないので、手順や方法に迷うことも多いですよね。
今回の記事から何かご参考にしていただけたら嬉しいです!